野菜ソムリエ 藤田が行く!

「福島の人とつながりが出来たら福島で話を聞きたいと思っていて」
そうおっしゃったのは、糸井重里さん。
対談を快諾して頂いただけではなく、わざわざ福島県に足を運んでくださいました。
糸井さんは主宰している「ほぼ日刊イトイ新聞」(http://www.1101.com/home.html)などの情報発信等を通して、
東日本大震災の被災地のために様々な支援をしてくださっています。

 

本日から3回に渡ってお届けします。
その1  いきなりカルチャーショック!?(2012年7月13日公開)
その2  福島がほかの被災地と違うこと (2012年7月17日公開)
その3  でもユーモアがないとね    (2012年7月18日公開)

 

いきなりカルチャーショック!?

糸井さんと待ち合わせしたのはローカル線のとある駅。
ホームまで迎えに伺ってご挨拶をしたのですが、ホームで待っているのに驚いたとお話が。
私が「??」となっていると、だって改札の前で待っていると思ったからと、ああーなるほど!
待ち合わせした駅は、改札どころか発券機もない無人駅。自動改札機が常識の世界からすれば驚きでしょう。
(もちろん福島県にも自動改札機がある駅はあります)
こういうことは実際に現地に来ないと分からないし、現地の人間はこれが普通だしなぁーと、
そのギャップがとても面白く、なにか今日の対談もとても興味深いものになりそうだと予感しました。

 

僕たちは福島を想ってもらえるだけで十分にうれしいのです

福島に行くというと必ず福島の方が喜んでくれる、喜んでもらって悪いなぁ、と糸井さん。
いえいえとんでもないです!ある福島県民の方が、
“「桃が好きなんだけど」とか「福島に観光に行きたいんだけど」とか言われると、もうすごく張り切っちゃう福島人!”
とおっしゃっていたのですが、そう思う福島県民はかなり多いと思います。
糸井さんに限らず県外の方が福島県に訪れてくださるだけで、福島の何かに興味を持って下さるだけで、“本当に”“純粋に”うれしいのです。

 

福島を見つめる目・伝える目

  

人がどう見るかは相当複雑にいろんなことを思うものでイメージっていうのは恐ろしい、と現在の福島県の状況については、個々人の見つめる視点によって全く違うものになってしまうことを指摘されました。

とはいえ「いい景色」、と糸井さん。

変わってない、普通に歩いている人がいる、ほんとはこれなんだよ、ニュースにならない景色が人の住んでいる景色。

どうしてもセンセーショナルな事柄しか取り上げられない現状、そんな中でも普通に生活して生きているということをもっと伝えて欲しい、
そう思う方も多い福島県民のもどかしい気持ちを、糸井さんは的確に表現してくださいました。

また、糸井さんはあるテレビ局が福島県内を自転車で巡る旅を放送している番組を例にあげて、
距離感も含めてストレートに伝わる、あの感じがいい、と伝える視点の大切さをお話されました。

もちろん津波や原発事故などの大変さは伝えなければならないのですが、
それだけではない福島の日常がもっと皆さんに伝わることを願うばかりです。

 

次回、「福島がほかの被災地と違うこと」は7月17日(火)にお届けします。

対談の様子は「ほぼ日刊イトイ新聞」(http://www.1101.com/home.html)でもご覧いただけます。


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