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ユカラ情報員 【県南・いわき担当】のブログ

  • 百姓・百商・百笑(白河市) 

    2013年5月23日

    ユカラ情報員 【県南・いわき担当】

    郡山市在住です。映画と読書が好きです。

「大変だと思った事はないです。色々な野菜を作ることは本当に楽しい。」

そう話すのは、吾妻農園の吾妻直さん。
化学肥料をほとんど使わない有機肥料にこだわった生産を行ってる農家さんです。

吾妻さんは大学卒業後に公務員試験に合格するも、本当に自分がしたい事を考えた結果、
実家が営んでいた農業の道を歩む事を決心しました。農業の大変さを知るご両親は大反対。
そんな時に背中を押してくれたのは奥様の「一緒に農業をやって生きていこうよ。」という一言だったそうです。

意を決した吾妻さんは色々な品目の栽培に取り組み、着実に栽培技術を習得していきました。
経験を重ねながら「福島県認定農薬適正使用アドバイザー」の資格も取得するなど、
農薬の使用管理を徹底すると共に減農薬につとめ、家族みんなで農園を営んでいます。

 

ハウスではニラ栽培が行われていました。太くてハリのある元気なニラが鮮やかな緑に輝いています。

 

「農家もこれからは”個人事業主”であるべきだと思っています。」と話す吾妻さんは、
出荷から取引先との交渉、営業まで自分たちで行い、その努力の甲斐あってか売上も順調に推移しているそうです。

 

  

新たな分野にも目を向け、沖縄県の酒造店「ヘリオス酒造」と協力して取り組んだのが福島産の新米で仕込む泡盛作り。
吾妻農園で栽培したインディカ米をヘリオス酒造が仕込んでお酒にするという試みです。
初めての品種の栽培に不安もあったそうですが無事に収穫する事ができました。

しかし、沖縄での蒸留を終え、販売の準備を進めていた矢先に震災が発生。
できあがった15,000本は復興支援ボトルとして販売しました。
現在は出荷を一時中断していますが、再出荷に向けて動き出したいとのことです。

 

「今後は法人化する事も考えています。
農業共同体として少しでも雇用を生み、自分の育った地域を活性化できればと思っています。
いまは農業にとって大変な時だけど、だからこそ色々な可能性があると思います。
自分がそうだったように、子どもが大きくなった時に後を継ぎたいと思ってくれるような、
そんな夢のある農業をやりたいです。」と話す吾妻さんに頂いた言葉は、

百姓 百商 百笑

「100人の農家がいれば100通りの栽培方法や商売のやり方があると思います。
それぞれが色々な考え方でやりがいのある農業をして、それが笑顔につながれば。」

温和ながらも一言一言、深みのある話をしてくれた吾妻さん。その目は明るい未来へと向いていました。
これからも福島の農業の明日を担っていってください!

 

吾妻農園
【TEL/FAX】0248-32-2236


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