おいしい ふくしま物語

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2015年7月1日

福島県が誇るモモをお届けできる季節がやってまいりました!

今回お話を伺ったのは、福島県のモモをこよなく愛するパティシエの増沢正明さんです。

増沢さんは東京でパティシエの道を歩み始め、スイーツの本場フランスで5年にわたって修行、その後、福島県郡山市の菓子店でチーフパティシエを務められた後、独立。そして現在は、東京港区の白金台に「ア・コテ パティスリー」をかまえていらっしゃいます。
 
増沢さんが福島県郡山市で出会ったのが福島県のモモ。その最初の印象は、「まず食べてみて実が“硬い”ことにびっくりしました。完全にこれまでのモモのイメージを覆された感じです。」
そうです、実は福島県のモモは“硬い”んです。他の産地や缶詰の柔らかいモモのイメージを持っている方にとってはカルチャーショックを受けるのも無理はありません。
 
一瞬“ジューシーさが無いのではないか?”と疑問を持たれたようですが、少しすると福島県のモモの良さに気づきます。

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「福島県のモモは調和がとれているんです。水分・果汁・特徴ある硬さ。それぞれのバランスが絶妙で、味わって食べることができます。」
 
増沢さんは福島県を離れた今でも、毎年のように福島県の産地から直接モモを取り寄せていらっしゃるそうです。
もちろん、お店でもジャムやコンポートにするなど福島県のモモを使った商品も販売されているのですが、その材料となるモモの扱いには細心の注意を払っているのだそうです。

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「フレッシュな状態でタルトやパルフェにすることもありますし、モモの弱点である日持ちしないということを補うべくジャムやコンポートにするのですが、その繊細な香りや食感をいかに壊さないようにするかいつも気を付けていますね。」
 
パティシエとしてプロフェッショナルな仕事をする増沢さんが認める、福島県のモモ農家のプロフェッショナルな仕事。福島県のモモ農家さんたちのレベルの高さがうかがえます。
そのレベルの高い産地で生まれる福島のモモを使った増沢さんの商品は、こだわりのあるお客様が手に取ることが多いそうで、すぐに売りきれてしまうとのことでした。

増沢さんに、福島のモモについて一般消費者の皆さんにも知ってほしいことをお聞きすると、
 
「福島のモモというと“あかつき”が有名ですが、あかつきが出回る時期以外の時のモモも食べてみると、また違った印象が出てくると思います。晩生の黄金桃などはまったく別の果物ではないかと思うほどです。
モモは季節感を味わえる果物ですから、その時期その時期のモモを楽しんで季節を感じてみると、旬というものを学べるなどいい勉強になりますよ。」

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増沢さんのおっしゃる通り、福島県のモモはさまざまな品種がありますので、その味の違いを楽しんでいただければ嬉しいですね。

最後に増沢さんから一言。
「福島県は震災で大変な目に合われましたが、だからといって福島県のモモを“使ってやる”ということではありません。良くなければ買わないし、使わない。
これだけ高品質の、そして特徴的なモモができる豊かな土地というものは、ほかの地域にはない、大切な財産だと思います。」
 
プロが認めるプロの手によって皆様のもとに届けられる福島県のモモ。ぜひ福島県の豊かさに思いをはせながら手に取っていただければと思います。
 
 
ア・コテ パティスリー (A Cote Patisserie)
東京都港区白金台2-5-11
03-3447-1354

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(記事:コッシー情報員)


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