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浜通り

魚市場から元気に魚介類をお届けします!(いわき市)

2015年8月4日

今回はいわき市漁業協同組合販売課長の新妻隆さんに漁業の現状、いわき沖の状況をお聞きしました。そして、小名浜魚市場で水揚げの様子を見学させていただきました。
小名浜魚市場は津波被害を受けたため建て直し工事が行われていた小名浜魚市場が完成し、2015年3月26日に竣工式が行われました。漁業関係者のみなさんは、朝早くから水揚げを行っていらっしゃいました。

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東日本大震災以降にいわき沖で漁が再開したのは2013年10月。
再開するまでには様々な魚介類のデータを取り、水質検査をし、漁業関係者との協力体制を作ってきたそうです。
 
現在は、試験操業という形で週に2日ほど小名浜魚市場で水揚げが行われています。
試験操業とは、モニタリング検査結果から安全が確認されている魚種に限定し、小規模な操業と販売を試験的に行い、出荷先での評価を調査して、漁業再開に向けた基礎情報を得るために行うものです。対象魚種は、平成27年5月1日現在で64種類となっています。
今後も本格操業を目指して水揚げができる魚種や、流通量を増やしていくことが目標です。
 
いわき地域では、底曳網漁や、潜水漁、貝けた網漁、さし網漁、かご漁などの漁法で魚介類を獲っています。魚種によって漁の方法がこのように何種類もあることに、驚きました。
 
底曳網漁とは、漁船から伸ばしたワイヤーに袋状の網を連結させて網を引いて漁獲する漁法です。いわき沖では、岸から15キロメートルほど離れた水深120メートル以深の沖合で漁が行われます。この漁で獲れる魚は、タコ類や、ミギガレイ、メヒカリなどです。(底曳網漁は、資源保護のために夏場に2カ月ほど休漁しています。)

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潜水漁は、5月から9月ごろまで行われる、その名の通り漁師さんが潜ってアワビなどを獲る漁法です。とても体力が必要な漁だということで、私がお会いした漁師さんたちはみんな見るからに屈強そうな方々ばかりでした!
現在、いわき沖で獲れるものはアワビです。大きいものだと、私の手のひらほどのサイズでした。アワビは、稚貝を海に放してから漁獲できるまでには3~4年かかります。手間も時間もかかるため、高値で取引されています。

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いわき沖で行われている貝けた網漁は、噴流式マンガという漁具を使います。噴流式マンガは高圧ポンプで汲み上げた海水を噴射し、海底の砂を巻き上げ、土の中にある貝を掘り起こして漁獲します。この漁法で獲れるのは、名前のとおりホッキ貝です。漁獲した中には、20年ものの大きな貝もありました。

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かご漁は、かごの中にエサを入れて海底に沈め、中に入ってきた魚介を獲る漁法です。いわき沖で獲れるのは、ガザミやヒラツメガニです。

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ガザミ
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ヒラツメガニ

様々な漁法で獲れた魚介類は、仲買組合のみなさんによって大きさごとに選別され、箱詰めされていきます。

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これらの作業と同時に行われているのが放射性物質の検査です。
新たにできた小名浜魚市場内には検査室を完備しており、しっかりとした検査体制が整えられています。
検査室に届けられた魚介類は、きれいに捌かれ、規定の量に分けて分析機に入れて検査が行われます。

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検査を終え、安全が確認された魚介類のみが出荷されていきます。
現在は、福島県内はもちろん、全国の市場にも運ばれて、スーパーや飲食店などで提供されています。
しかし、震災前と比べると現在の漁獲量は3~5%程だそうです。
 
流通量が少ないため、購入したくてもなかなか手に入らないのも現状です。
市場や消費者のみなさんにお届けできるように、また福島県の品質の高い海産物を忘れられないようにするためにも、まずは試験操業を続けていくことが大切なのだそうです。

お話を伺ったいわき市漁業協同組合販売課長の新妻隆さんです。
漁協は震災前までは漁師さんの売上を守る立場でしたが、震災後はいわき市の漁業を守り、一日でも早く本格操業を目指す立場となりました。
「本格操業が行えて、ようやくスタート地点に立てる」と新妻課長はおっしゃいます。
 
小名浜魚市場には、漁師さんをはじめ、仲買人やたくさんの方がいらっしゃいました。

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どの方も朝早くから活気があふれ、お忙しい中、私の質問に快く丁寧にお答えくださる方ばかりでした。
同じ目標を持つ仲間同士、協力しあっていきたいとおっしゃっていた言葉が印象的でした。
 
お店などで福島県産の魚介類を目にしたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。

みっきー情報員 【浜通り担当】

浜通り

  • 魚市場から元気に魚介類をお届けします!(いわき市)
  • 2015年8月4日 火曜日
  • みっきー情報員 【浜通り担当】
  • 食べることが大好き。郡山市在住の20代です。

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