浜中会津 産地のふくしまプライド。

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会津

会津三島桐が奏でる優しい音色(三島町)

2015年11月23日

楽器製作者の道田昌吾さんは楽器作りに適した土地を求めて、16年前に三島町に移り住みました。
三島町は古くから物づくりが盛んな地域であったことが理由だそうです。
そして、道田さんがこの土地で出会ったのが会津三島桐です。「楽器を作っているのなら、会津三島桐で作ってみたらいいべ~」とご近所の方からいただいたのが最初の出会いでした。
 
当初は、せっかくいただいたのだから作ってみよう、という軽い気持ちでウクレレを製作されたそうです。
出来上がってみるとその音の素晴らしさ、とくに高音の音色が柔らかく、とてもきれいなことに感動した、と当時を振り返られました。

その後、会津三島桐を使いユニバーサルデザインの展示会に出品するために創作した、「ディスクハープ」は、その音色と場所や奏者を選ばないコンパクトなデザインが人気となり、約300個の注文があったそうです。

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会津三島桐で製作したディスクハープ

そして、現在、音階を奏でられるハープを作ってほしいという多くの要望を受け、新たに製作に取り掛かりはじめているとか。
私も聴かせていただきましたが、会津三島桐を使用したハープの音色はとても柔らかく、耳に心地よく響いて心がほぐれていくようです。
 
道田さんは「定番の音ではない新しい音を作らないと、会津の木材で作ることに意味がない。」とおっしゃいます。独特の音色を作ることに日々苦心しているんですよ、という言葉が印象的でした。
 
桐といえば、この地域では主に箪笥と下駄が作られてきました。道田さんが楽器を製作するようになってから、新たな桐製品に地域の方も喜ばれているそうです。

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桐の木は、手をかければかけるほど素晴らしい木に育っていきます。三島町には、桐ドクターと呼ばれる専門家までいて、ここまで桐を育てることにこだわっている土地は希少なのだと教えていただきました。
この桐ドクターに育てられた木は真っすぐに伸び、木目に現れる「ちぢみ」とよばれる模様がきらきらと輝いているのも特徴です。

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三島町での経験を経て、会津の木材を使ってこんなにいい物を作ることができるということ、会津三島桐の品質はとても高く世界に誇れる桐だ、ということを発信していきたい、という思いがとても強くなられたそうです。
そしてそれにとどまらず、会津の材料でハープを基本とした、「“会津の伝統となるべき楽器”を作っていく事が一生かけてのテーマです。」
と道田さんはおっしゃっていました。
 
会津の新しい伝統となる楽器。それは夢にとどまることなく、いつか結実すると信じています。

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お問い合わせ先

楽器職人 道田 昌吾

【住所】福島県喜多方市慶徳町豊岡字七曲り3522-63
【TEL】090-1939-2729

あおい情報員 【会津担当】

会津

  • 会津三島桐が奏でる優しい音色(三島町)
  • 2015年11月23日 月曜日
  • あおい情報員 【会津担当】
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