浜中会津 産地のふくしまプライド。

浜通り

2017年3月30日

2016年5月、新地町にある駒ヶ嶺小学校の5年生の「田んぼの学校」がスタートしました。
「田んぼの学校」とは、小学校のすぐ近くにある水田を借り、26人の生徒たちが「自分たちで作ったお米をみんなで食べる」ために栽培をするものです。水田を貸して下さった農家の方にご協力いただき、田植え、稲刈り、試食を通じ様々な事を学びます。
この食育事業の「田んぼの学校」は福島県内7地区で展開していますが、相双地区で行われるのは震災以降初めてです。
 
第1回目の田んぼの学校は5月の田植えから始まりました。素足で水田に入り、苗を一つ一つ手で植えていきます。

ほとんどの子ども達は初めて水田に入ったため、水田の底に足がはまってしまい、ふらつきながら、慣れない手つきで丁寧に苗を植えていきます。
みんな、土の感触に「気持ちいい!!」と楽しそうです。

7月の第2回目の田んぼの学校では、生育調査と水田やその周辺に住む生き物について学びました。

一つの苗から「くき」が何本になっているのか数えています。

くきの根本を割いてみると、小さなお米を見つけました。

水田を静かに歩いて、どんな生き物がいるのかを探します。

教室に戻って、水田やその周辺に住む生き物について学びます。
先生として、環境水族館アクアマリンふくしまの職員の方が来て下さいました。

水田にはどんな生き物が住んでいるのか、その生き物はどんな影響を与えるのか…みんな真剣に聞き入っています。
アクアマリンふくしまの職員の方が、実際に水田の近くで捕まえた生き物も見ることができました。

ザリガニやタガメなどの生き物を実際に見て、触ります。男の子は興味津々です。
水田の虫や微生物たちが良い土を作り、おいしいお米を作ってくれることも学びました。
 
10月に行われた第3回目の田んぼの学校は、いよいよ収穫です。
カマの使い方を習って、自分たちの手で稲を刈ります。

初めはなかなか上手に刈ることができなかったものの、作業が進むにつれカマの扱いにも慣れ、素早く刈っていました。
刈った稲は束ねて干します。

全てきれいに刈り取ることができました。
予定よりも早く終わり、「もっと刈りたい!」との声も聞こえてきました。

そして12月。最後の田んぼの学校が行われました。
まずは、ここまで学んだことをお世話になった農家の方や先生方の前で発表をします。

初めて知ったこと等をしっかりとまとめていました。
農家の方がどのようにお米を作っているのかを知り、大切に食べなくてはいけないと感じたそうです。

次に、育てたお米でおにぎりを握りました。
この日の全校生徒の給食は5年生が握ったおにぎりです。つやつやしてとてもおいしそうです。

最後は、自分たちで作ったおにぎりをいただきます。
この日の給食は格別だったのか、いつも以上に食欲が旺盛です!
「普段のごはんよりもおいしい!」とみんな笑顔でした。
4回に渡って行われた「田んぼの学校」は、駒ヶ嶺小学校5年生にとって思い出深いものになったようです。子どもたちの口からは「農家の方に感謝したい」「大変さが分かった」という言葉が出てきました。
一粒一粒に、農家のみなさんの想いがあることを感じ取ることができた貴重な1年となったようです。

みっきー情報員 【浜通り担当】

浜通り

  • 「食」を学ぶみんなの1年(新地町)
  • 2017年3月30日 木曜日
  • みっきー情報員 【浜通り担当】
  • 食べることが大好き。郡山市在住の20代です。

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